給湯器(エコキュート含)の買い替え・交換時には国の補助金を活用することが可能です。給湯器の補助金制度は、2023年に13年ぶりに再開され、2024年のキャンペーンは早期に終了しましたが、2025年分はすでに2024年11月からスタートしています。
補助金額は、基本的に給湯器1台あたり6万円。機種によっては最大で13万円の補助を受けられることもあります。ただし、すべての給湯器が対象となるわけではなく、国が定めたエネルギー消費効率の目標基準値をクリアしている機種であることが条件です。
この記事では、給湯器(エコキュート含)の補助金を受け取るための条件や、申請期限・必要書類などについて詳しく解説していきます。
「給湯省エネ2025事業」は、新築住宅にもリフォームにも対応している補助制度です。
新築住宅で高効率給湯器を導入する場合はもちろん、既存の給湯器を交換するリフォームでも補助金の対象となります。
「給湯省エネ2025事業」の補助金を申請するには、以下の条件を満たす必要があります。
エコキュートの導入・交換に関して補助金を受け取れるのは、その住宅の「所有者等」と認定された方のみです。ここでいう「所有者等」とは、以下のいずれかに該当する方を指します。
※持ち家だけでなく、賃貸住宅や共同住宅にお住まいの方も対象となる場合があります。「戸建て住宅」「共同住宅」どちらも補助対象です。
補助対象に該当するか不明な場合は、事前に確認しておくことをおすすめします。特別に難しい条件はありませんので、工事前に補助金が受け取れる条件を満たしているのか工事業者に確認してみましょう。また、依頼を予定している業者が給湯省エネ事業者に登録済みであるかも、事前に確認しておくことをおすすめします。
補助金の対象となる給湯器かどうかは、国が定めるエネルギー消費効率の「目標基準値」を満たしているかにかかっています。この基準をクリアした機種であれば、1台あたり基本6万円以上の補助金を受け取ることが可能です。
なお、基準となる効率の指標は、エコキュートのタイプによって異なります。
導入を検討する際は、お使いのタイプに合った基準を満たしているかを確認しましょう。
「給湯省エネ2025事業」の大きな特徴のひとつは、エコキュートの性能に応じて補助金額が加算されることです。基本の補助金額は1台あたり6万円ですが、より高性能な機種を導入することで、さらに4万円・6万円・7万円が上乗せされ、最大で13万円の補助金を受け取ることができます。
補助金加算の条件と金額は以下のとおりです。
加算要件(エコキュートの性能) | 加算額 | 補助金総額 |
---|---|---|
インターネット接続機能付きで、天気予報や日射量予測に応じて昼間に沸き上げ運転ができる機種 | 40,000円 | 100,000円 |
目標基準値を+0.2以上上回る性能、または「おひさまエコキュート」 | 60,000円 | 120,000円 |
A・B両要件を満たす機種 | 70,000円 | 130,000円 |
高性能な機種ほど補助金が増えるため、導入コストとのバランスを見ながら機種選びをすると良いでしょう。